親を見送る歳になったようです②葬儀で学んだアレコレの巻
こんにちは。
keyです。
今回も釣りとは全く違うお話で、前回の続きになります。
ご興味のある方はお付き合いくださいm(__)m
いよいよ見送りの時がやってきた
亡くなって4日目の午前中にお風呂&お化粧を済ませ、旅立ちの装束に着替えも済ませました。
午後。いよいよお通夜会場へ移動です。
この会場へ搬出される時が、直接手を触れたりできる最後のチャンス。
思い残すことが無いよう、入院生活で細くなった手足に沢山触れておきました。
あとは、きれいに身なりを整えた義母を家族で囲んだ様子も写真に収めました。
自宅でのお別れが済んだらいよいよ出発の時。
お体に布をかけ、ストレッチャーでお迎えの車に義母を乗せます。
ストレッチャーが家から自宅前の道路に出てきたとき、近所の子供たちでしょうか。
遊んでいた子供たちの視線が一斉に集まりました。
今の時代、病院 → 葬儀場 が普通の流れなのかな?
こういう光景は確かに最近は見ないかもしれません。
注目を集めたままご遺体を車に収め、車は会場へ向け出発。
そういえば子供のころ、霊きゅう車を見たら親指を隠していたかも🤔
記事を書きながら思い出しました!
何の意味があったんだろう(笑)
もちろん、今の子たちはやっていませんでしたね。
お通夜/告別式の会場入り
会場に到着。
建物へ入る前に、検温と消毒は現代のマナーとなっています。
引っかかったら、強制退去なのか?🤔
納棺
義母より一足先に家族は会場へ。
その後、義母を載せたストレッチャーが入場です。
そして遺族男性陣にお手伝いの声がかかり、みんなで義母を棺へ移動します。
次に長旅の準備です。
足元にわらじ。
白木の杖を体の右側に、左には編み笠。
胸元には大きいドライアイス。その上には白い布。
最後に布団をかけて、その上に生前使っていた洋服を掛けて。
生前大事にしていた裁縫セットも一緒に棺へ納めました。
この瞬間が、直に手足を触れる最後の機会と言われたので、みんな触ってお別れの時を実感していました。
そしてお棺に蓋をして、一旦お別れです。
千羽鶴の頭は折る派?折らない派?
お通夜開始までの時間は、控室で過ごします。
控室には、①お通夜参列者が誰でも使える大部屋 ②ご遺体に一晩お付き合いする人用の部屋 ③お坊さん(宗教者)の控室 の三種類があるようです。
私と娘は畳のお部屋に迷わず凸しましたが、会場の方に優しく「お坊様がいらっしゃるまではお使いいただいて結構です」と教えていただきました。
あぁ、恥ずかしい💦
大部屋に移動後、告別式の時にお棺に入れるためのお手紙や折り紙を準備しました。
手紙には、個人への思いが詰まっています。
折り紙にも基本思いが込められていると思いますが、オジサン・オバサンにとっては記憶力が試されるテストにもなっている様子笑
「ほら、忘れてないよ!すごくない?」と子供たちに自慢したり、「あれぇ???」と迷路に迷い込んだり。
こういう気分転換ありかな?😅
私が鶴を折っていたところ、娘が「棺に入れる用の千羽鶴の頭は、天国に上って行けるように上向きにすると良いよ。って学校で習った!」と教えてくれました。
本当かどうかはわかりませんが、覚えておいても良いかも✨
髪を形見に貰う
あぁ、あの時こうしておけばがないように。後悔の無いように。といろいろ考えていると、そういえば髪の毛を形見に頂くのはあり?とふと思い出し、会場の方へ聞いてみたところ「大丈夫ですよ。髪の毛を包む半紙も準備しますね」とのこと。
結構、ある話なのかも。
早速、妻と義家族へ伝えると、髪を形見として欲しい人多数!
聞いてみて良かった!!
希望者はお棺の所へ集合。
一旦お別れしたはずの蓋が早くも開きます。
せっかくきれいにお化粧も済ませたので、見えない後ろ髪から形見を頂戴しました。
お坊さんへのご挨拶とお布施
そうこうしているうちにお坊さんがご到着。
喪主がお坊さんにご挨拶します。
この時に戒名代、お布施(お食事代とお車代)をお渡しするそうです(お通夜・告別式の二日分)。
(お渡しのタイミングは会場のスタッフさんに聞くと良いそうです。お金を渡す台オボンも用意してくれるとの事。)
そしてお坊さんが付けてくださった戒名の説明をしてくれます。
ちなみに宗派によっては、『院』でも『大姉』でも『信女』でも一律30諭吉らしいそうです🤔(←親戚談)
みんなで思い出してあげました
その後時間となり、お通夜開始です。
厳粛な空気が漂う中、会は進みます。
お坊さんが供養のために上げるお経って、子供のころはおかしくって笑いを我慢できなかったけど、大人になって改めて聞いてみると中々良いもので。
ご焼香のやり方は会場で事前に確認しよう
ご焼香の順番が回ってきました。
宗派によって焼香の手順が変わるので、係の方に前もって聞いておくとスマート👍✨
要は気持ちの問題だと思ういますけどね!
『通夜振る舞い』は家族だけで行いました
読経が終わり、お坊さんは退席。
喪主がお坊さんにご挨拶して、お帰りになられました。
あとは家族葬だったので、親族のみでお食事。
この食事の事を『通夜振る舞い』と呼び、弔問に来ていただいた方にお酒や食事を振る舞うことで、個人の供養になると考えるそうです。
もちろん、大いに故人の思い出話を語りました。
故人に一晩寄り添う『夜伽(よとぎ)』
故人と一緒に会場に泊まる係(?)が選ばれます。
一晩線香を絶やさないようにするための役割で、それを『夜伽(よとぎ)』と呼ぶそうです。
その意味は諸説あるそうなので、気になる人は調べてみてくださいm(__)m
今回は義妹家族が会場にお泊りすることになりました。
泊まると言ってもご遺体と一緒に過ごすのではなく、同じフロアにある別室ですけどね。(シャワー、トイレ、テレビ、冷蔵庫付き)
翌朝、義妹の旦那さんから聞いたのですが、朝4時頃からずっと勝手にトイレの水が流れていて寝れなくなったそう😨
色んな事が起こるもんです…
という事で、お清めの塩を忘れずに貰って帰りましょう!
顔を見る最後の日 告別式当日
朝、会場へ。
到着後早速、みんなで義母の棺にご挨拶しました。
分骨でしばらく身近にいてもらえるという選択
その際スタッフの方に、以前から義親族が義母のお骨を身近に置いておきたいという希望があることを伝え、その際『分骨』について聞いてみました。
すると、なんと身近におけるサイズの骨壺があるらしく、火葬場で分骨してくれるそうです。
今の時代、結構希望する方がいるんでしょうね。
小さい骨壺は一つ3,000円ほどなので、そんなに高くないですよ。
という事で火葬後、分骨して頂くことになりました。
告別式と初七日を一緒に執り行う
時間となり、お坊さんの入場。
告別式の後に、初七日法要も執り行いました。
それぞれの式で、お坊さんが読経 → 参列者の焼香 の流れです。
会えなくなることを実感
式も終わり、いよいよお別れの時。
前日に準備した折り鶴や手紙をお棺に入れ、お花を敷き詰め蓋を閉めます。
お別れが近いと実感しました。
お棺をストレッチャーに載せ、玄関ホールまで移動し、男性陣でお棺をお車(霊きゅう車)に載せます。
喪主と遺影を持つ人間は霊きゅう車に同乗し、残りの者と葬儀社のスタッフはマイクロバスで火葬場へ。
民営の火葬場がホテルのように綺麗だった
思いのほか住宅街の中を走って、あっという間に火葬場到着。
こんな閑静な場所に、こんな綺麗な火葬場があるなんて知らなかった!
着いてすぐ、焼き場へ案内されます。
あれよあれよという間に、炉の前に立つ遺族。
炉に入る直前がお顔との最後の別れできる機会です。
そして炉に入るその瞬間。やっぱり込み上げるものがありますね。
その後、係の方に誘導され控室へ移動。
約40分後、終わりの放送があります。
小さく綺麗なお骨でした
指定場所で待っていると、すぐに担当の方が台に乗ったお骨を持って来てくれました。
凄く小さくスリムになってしまった義母の体。
担当の方から、その骨は体のどこの部分か説明を受けながら、遺族二人で箸で摘まんで足の方から骨壺へ入れていきます。
その際に担当の方が、分骨用の骨壺へもお骨を移してくれます。
(分骨に際して、分骨を証明する書類をもらえます)
喉ぼとけと言われる骨と、その上に乗る袈裟となる骨を骨壺へ入れます。
これが揃っていると天国へ行けるとか。
義母は両方の骨がキレイに残っておりました。
最後は頭の骨を収め…
骨壺に蓋をします。
すっかり小さくなった義母を抱き、再び斎場へ戻ります。
(出発する前にそっと喪主が呼ばれ、火葬場でのお支払いがあります。)
火葬場について葬儀社の人に聞いてみた
帰りのマイクロバスで、葬儀社の方が隣に座ったので少し質問してみました。
Q1.火葬場ってお休みあるんですか? → A.その場所によって違うそうですが多くの場合、六曜(大安とか仏滅ってやつです)でいうところの『友引』の日は、お休みの所が多いそうです。友を引く=道ずれ的な意味合いがある為、告別式と火葬は避ける人がほとんどとか。
Q2.施設によって、焼きにかかる時間は違うんですか? → A.若干違うかもしれないとの事。施設には民営と公営があるらしく、民営の方がお金がかかっているので火力も強いのか?🤔 ちなみにお骨にするのにかかる時間で一番影響を与える要素は、体格だそうです。
Q3.民営と公営のわかりやすい差は? → A.民営は公営と比べ、お隣のご家族との距離が広めに保たれているそうです。なので、プライベートを守りやすいのは民営となります。料金はもちろん民営>公営です。
『精進落とし』も家族のみで行いました
式場へ戻ったら、精進落としが振る舞われました。
『精進落とし』とは、
葬儀・告別式の後、火葬場で火葬を待つ間、また火葬後に食事を行うことも多いです。このときには、「精進落とし」の食事が振る舞われる場合があります。
その昔、精進落としには、四十九日の忌明けを迎えたとき、精進料理から通常の食事に戻す意味がこめられていました。しかしこの意味は、ときが経つにつれてだんだん変わってきており、今では法要の後に振る舞われる食事をさすこともあります。
ちなみに、この精進落としの料理を、直会(なおらい)、また料理や飲み物をさしてお斎と呼ぶこともあります。
引用:『いい葬儀』さん
こうして、義母の葬儀・告別式は幕を閉じました。
最後は喪主が義母を胸に抱き、義実家へ。
再びおうちに帰ってこれましたね、お義母さん。
葬儀屋さんは式の後も来てくれる
その後、葬儀屋さんがお花を届けてくれました。
死後の公的手続きやお寺さんとのやり取り、必要な物など普段知らないことばかりでしたが、葬儀屋さんがしっかりサポートしてくれたおかげで、義母をちゃんと後悔の無いよう見送ることが出来ました!
お世話になりました。
ありがとうございました。
喪中?忌中?その間に控える事とは
やはり近親者が亡くなったので、喪に服した方が良いのかな?と思い調べてみました。
すると、『喪中』と『忌中』というものがあるんですね!
喪中とは
喪中とは遺族や親族が個人を偲ぶ期間のことで、おおまかには一周忌法要が終わるまでとされています。喪中の「喪」は、故人の死を悲しみ、日常生活がままならない状態を表していて、喪中の期間には、残された人が悲しみが癒えて日常生活が通常のように戻るまでの期間、と言う考え方があります。一般的には喪中の期間は下記のような目安があり、近縁関係によって異なります。【父母、養父母、義父母】12~13ヶ月
【子ども、祖父母】 3~6ヶ月
【兄弟、姉妹】30日~3ヶ月
【租祖父母・叔父叔母・伯父伯母】喪中としない引用:イイハナ・ドットコムさん
忌中とは
忌中とは命日から四十九日法要を迎える49日間のことで、四十九日法要を終えることを「忌明け(きあけ)」と言います。仏教では、人は死後、冥土(めいど)とよばれる薄暗い世界を49日間旅をして、49日目に閻魔大王から下される来世の判決を待つと言われています。この来世が決められていない状態は「汚れ(けがれ)たもの」と考えられ、さらにこの汚れは伝染して次の死者を出すと考えられていました。だから、来世が決定する49日までの間は、遺族や親族はその汚れ(けがれ)を伝染させないため、喪服を着て外出を控えなければならない、と言うのが本来の忌中の考え方です。現在ではその意味合いは薄れて、忌中にはお祝い事を控えるなどの風習だけが残されています。
引用:イイハナ・ドットコムさん
なるほど。
ということはいつも偲んでいるので『喪中』は大丈夫。
気を付けるべきは『忌中』か!
平和に暮らしていくためにも、楽しいことは49日法要が終わるまで自粛することに決めました。
という事で、釣り🎣と映画『トップガン マーヴェリック』🛩の2回目鑑賞はしばらくお預けです。
まとめ
お義母さんが久しぶりに帰ってきたあの日。
お布団で寝ているお義母さんの横で、今までの出来事を思い出しながら沢山話しましたね。
初めてお会いした時の事。
結婚式。
孫の誕生と成長。
病気の事。
お義母さんとは20年近くのお付き合いだったので、いろいろな事がありましたね。
本当に今までありがとうございました。
これからは自由に飛び回って、今まで行きたかったところに行ってください。
たまには僕たちの様子も見に来てくださいね🎵
今回、このような記事を書き留めましたが、またきっと役に立つ日が来るはず。
義母の家族葬にかかった時間と費用
これ、経験談として大事ですよね。
まずは時間です。
亡くなってから自宅に帰るまではすぐ。当日です。
お通夜が4日目、葬儀・告別式・火葬が5日目でした。
費用は大体こんな感じで掛かりました(対比例は定価です)。
・お坊さん…戒名:CBR250RR新車くらい、お布施:NINTENDO SWICH LITEの本体くらい
・火葬場…ダイワ 22イグジスト×2機分くらい
・葬儀屋さん…ホンダ N-BOXの4WDを新車で買えるくらい
これに49日法要時に別途、お布施ですね。
さぁ、皆さん。
今からお金貯めておきましょう!
自分が死んだときは焼き代5万の散骨でOK😊
という所で、今回も最後までお付き合いいただきありがとうございましたm(__)m
またよろしくお願いします(@^^)/~~~
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